ニホンワインノミクス!

日本ワインを応援しつつ、ときどき経済学的視点で考えてみるブログ。

続・山梨ヌーボーまつりの行列について考えてみる in 2018

こんにちは!ミユです。

今年もやってきました、新酒の季節!

先週末の11月3日は山梨県の新酒ワイン解禁日ということで、東京・日比谷公園で毎年開催される新酒イベント「山梨ヌーボーまつり 2018に行ってきました。

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東京の中心地ということもあり、例年多くの人で賑わう人気イベントです。

今年は参加ワイナリー37社から71種類の新酒が出展されました。

昨年このイベントでできる行列に関する記事を書いた際、行列のできるワイナリーはパンフレットのワインリストでわかるという持論を述べました。

今回も懲りずに観察してきましたので、イベントの様子と共にお伝えしたいと思います。

はじめに:イベントのシステム

参加システムは例年ほぼ同じです。昨年の記事と重複しますが、簡単に紹介します。

チケットは前売2200円当日2500円

受付でチケットと引き換えに下記の参加セットをもらいます。

  • 試飲用のプラスチックグラス
  • 試飲チケット(10枚綴り)
  • パンフレット(参加ワイナリー出展品目のリスト)
  • おつまみ

パンフレットでお目当てのワインを探し、ワイナリーのブースへ行って試飲チケットを渡すとグラスの白い線(40cc)のところまで注いでもらえます。

販売ブースではボトルの購入が可能です。イベント中は噴水広場の横の芝生が解放されるので、レジャーシートを敷いてピクニック気分で新酒を楽しむことができます。写真はくらむぼんワインさんの甲州です。

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71種類からどのワインを選ぶ??

参加者には、山梨のワインに詳しい人や事前にインターネットなどで予習をしてきている人など様々な人がいるかと思いますが、かなり多くの人は当日パンフレットを見て飲むワインを選ぶのではないかと思います。

パンフレットでわかること

じゃーん。今年のパンフレットです。メモ書きはお気になさらず・・・。 

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情報量は例年同じで、ワイナリーごとに次の情報がわかります。

  • 会社名
  • 商品名(ブドウ品種もだいたいわかる)
  • ワインの色(白/赤/ロゼ)
  • ワインのタイプ(辛口・中口・甘口・重口・軽口)
  • ボトルあたりの容量、販売価格

そして、はじめに書いたように、このパンフレットでブースに行列のできるワイナリーがわかるのです。

行列のできるワイナリー仮説

私がヌーボーまつりに初めて参加したのは4年前ですが、ブースに凄まじい行列のできるワイナリーとそうでもないワイナリーがあるのが気になって、以降の回でも観察していました。

すると、パンフレットから次のいずれかの情報が読み取れるワインを出すワイナリーに行列ができていることに気づいたのです。

  1. 販売価格が高い
  2. 重口の赤
  3. スパークリング

・・・と偉そうに書いていますが、行列の人数や時間を測ったわけではないので、あくまで個人的な見解です。

以下、簡単に解説します。

1. 販売価格が高い →オトク感

試飲チケット1枚あたりの価値は同じなので、ボトルあたりの販売価格がより高いワインを選んだ方がオトクなのは間違いありません。

  • 高い=美味しいに違いない!
  • 元を取りたい!

といった理由で行列ができるのだと考えます。

決してバカにしているのではなく、人はゲンキンなものなのです。

2. 重口の赤 →希少性

新酒イベントということもあり、出展ワインはスッキリ系の甲州や軽めの赤といったフレッシュなワインが中心です。そういったワインをしばらく飲んでいると、どっしり系の赤が欲しくなってくる人も多いのではないでしょうか。

重口の赤ワインは出展数が少ないので、出展するワイナリーに人が集中するのは自然なことです。需要に対する供給が少ないことで価値が高く感じてしまう希少性の原理が働いているとも考えられます。

3. スパークリング →天候要因

日比谷のヌーボーまつりが開催される11月3日は例年よく晴れて暖かいので炭酸が飲みたくなります。会場ではビールなどワイン以外の酒類を販売していないので、シュワシュワ系はスパークリングワインの一択です。

また、重口赤と同じくスパークリングワインの出展数は多くないため、人が集中しやすくなります。

検証してみた

当日の東京はご覧のとおりの快晴。最高気温20.2℃のぽかぽか陽気でした。去年はなかった日比谷ミッドタウンがまばゆいです。

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「行列のできるワイナリー仮説」は果たして今年も当たるのか?

飲みながら恐縮ですが、検証してみました。

イベント開始前

試飲開始前から凄まじい行列を作っていたのは、去年に引き続きドメーヌ・ヒデさん単価6600円のワインが出ていました。なんという大盤振る舞い!!そりゃあ飲みたいです。

他に行列を作っている4社は、すべてスパークリングワインを出しています。「とりあえず泡!」ですね。

ちなみに、イベント開始後の行列の長さは各ワイナリーのマンパワーなどの影響も考えられるので、試飲開始前の行列がいちばん観察しやすいです。

イベント前半

ドメーヌ・ヒデさんとスパークリングワインの行列は、開始前よりめきめきと成長しています。と、ドメーヌQさんにも行列が。こちらは単価が2番目に高いワインがでています。

これらのワイナリーほどではないですが、他にも行列ができているワイナリーがちらほら。一方でまったく並んでいないワイナリーもあります。この辺の規則性はよくわかりません。

昨年も書きましたが、会社の知名度と行列の長さにはあまり関係がなさそうです。

イベント後半

少し芝生でまどろんで、13時を過ぎた頃に試飲エリアへ戻ると、行列の様子は様変わりしていました。

ドメーヌ・ヒデさんはすでに売り切れで店じまい。スパークリング行列も落ち着いてきたので、私はここでようやく泡をいただきました。

そして、やっぱり!という感じで、イベントで唯一フルボディの赤ワインを出している塩山洋酒工業さんに行列ができていました。

まとめ

昨年に続き、山梨ヌーボーまつりの行列について書いてみました。

行列ができるワイナリー仮説の検証結果としては、

  • 販売価格が高い →◎
  • 重口の赤 →○(後半にくる)
  • スパークリング →◎(天気が良ければ)

というわけで、今年もまずまず当たっていたかなと思います。

パンフレットの内容が変われば行列のパターンも変わるのではないかと思うので、他のイベントもチェックしてみたいと思います。ちなみにヌーボーまつりは今週末は甲府での開催です。お近くの方はお見逃しなく!

この時期は他にも全国各地でワインイベントが開催されるので、日本ワインを楽しみましょうー

今回は「なぜ行列ができるのか?」を検証しましたが、昨年の記事では「行列が行列を呼ぶ」現象について書いていますので、よかったらどうぞ。

nihonwinenomics.hatenablog.com

 

ではまたー